伊勢志摩国立公園の一部で、真珠養殖の一大産地でもある英虞湾(あごわん)に
海女体験に行ってきました!
10月5日に潜ったのですが水温は25℃もあり、
北海道から来た私にとってはとっても暖かかったです。
海女漁体験ツアーについて詳しくは下記のサイトから!
約二千年もの歴史を誇る海女漁は、世界中でも日本と韓国のみに限られる希少な漁法です。
発祥の地としては諸説あるものの、ここ伊勢志摩地域では現在でも祭りや風習、信仰など海女文化が色濃く残っています。
海女さんはなぜ女性ばかりか知っていますか??
それは昔、ウェットスーツがまだなかった時代に女性の方が男性よりも皮下脂肪が厚く寒さに強かったために潜りは女性の仕事となったそうです。
日本でも最も海女人口が多かった伊勢志摩地域も、現在では磯焼けが原因でその人口を維持することが出来なくなりました。
磯焼けとは、海の生態系を支える藻場が何らかの原因でなくなってしまう現象のことです。
温暖化で北上した草食魚類・大量発生したガンガゼによる食害、護岸や治水施設・排水規制による貧栄養化が原因と言われています。
伊勢志摩において、近年は海女の語部として生活をされている方も増えました。
この地球において、全ての種が増加し続けるなんてことはありません。決して個体数が減ることは悪いことではありません。
そうやってバランスを取ることで生態系を保っているのだと思います。
その中で人間はどう生き残って行くのか。今の海に対して海女の数は多すぎるのかも知れません。
移り変わる海洋環境に寄り添うように変革を受け入れている海女の歴史は今も刻み続けられています。