私が日頃からどうにかならないか考えていたこと。それは「田舎で漁獲した鮮度の落ちやすい魚を、どうにかして居酒屋などがある都会に輸送して、鮮魚で消費できる方法ないかな、、、

先日、漁師さんから「田舎には鮮魚で出せる居酒屋もなければ加工場もない。だから養殖魚の餌として安く買い叩かれてしまうんだ。。。」という話を聞きました。確かにそれだと生活をしていくためには、大量に小魚を獲らないといけないし、それで獲りすぎだと漁獲規制されても漁業者の首を絞めるだけです。長期的により生産性の高い漁獲を維持するため、漁師さんたちがこれからも長く漁業をして生活していくためと漁獲規制を行っても、今生活できなければ漁師生活をやめざるを得なくなりますし、若者の担い手不足み深刻化すると思われます。

そこで、三崎からフェリーに乗り、車で南へ約4時間。自宅を出て約7時間。ようやく宮崎県宮崎市にある有限会社長谷川水産・有限会社カネ政商店に到着。実は初めての宮崎、九州を1人で運転するのも初めてでした。恐る恐る事務所の入り口と思われるところへ「すみませーん💦」とお邪魔すると、インスタやyoutubeで見たまんまのかっこいい津本さんが気さくにお出迎えしてくれました🙌

ここだけの話って言いながらみんなに見られるこのサイトだけど、まじ超絶イケオジやったよ、お世辞なしで🤫(多分津本さんにもみられるんやけどなこれ🤦🏻‍♀️)

早速調理室に案内され、目の前に用意されたのは今朝市場で仕入れてきた立派なシマアジとクエ。最初はクエから目の前で説明しながら処理してくれましたが慣れた手つきであっという間のように感じました!

そのあと血抜きをせずに三枚おろしにしたマダイの動脈にノズルを刺して血抜きを見せてくれました!3枚におろした後なので動脈に流し込んだオゾン水がどのように血液を押し出しているのが目に見えてすごい快感でした!!🤩

その後ヒシヨロイアジとハマダイ、ハチジョウアカムツ、スジハタを2人で血抜きしました!せっかく手取り足取り教えてもらったので、愛媛に帰っても定期的に血抜きの練習しようと思います!

配達にも同行させていただきました!

ノルウェーサーモンはノルウェーで水揚げをしてから日本に到着するまで最低4日間、宮崎などの地方に到達するまでトータルで10日以上かかるそうです。私たちはそれを美味しいと言って食べますが、それだと「水揚げから時間が経ってない魚の方が美味しい」という既成概念とは異なりますよね。ノルウェーで水揚げされたばかりのサーモンを食べたことも、水揚げされてから日本に流通するまでどのような処理や管理が行われているのかわかりませんが、美味しい魚とは何か考えさせられるお話をしていただきました。旨味成分が多いからといってそれを美味しいと感じない人もいるし、魚臭いのが好きという人もいます。魚の味や食感、人の嗜好に関する検討も奥が深いのだなと新しい発見がありました。

他にも釣りの話、サーフィンの話、水産業界で頑張っている人の話、サンゴの話、、、海の話でこんなに盛り上がれたのは久しぶりで、時間が経つのが本当にあっという間でした。

津本さん、長谷川水産のみなさん、突然お邪魔したのにたくさんのこと学ばせていただいてありがとうございました。色々おもてなしいただいたり、気に掛けてくださったりとても嬉しかったです!またこれからもよろしくお願いいたします🤲✨

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前回の投稿の修正について

前回の投稿の中で、「25cmのウナギも漁獲禁止。実は鰻の旬は秋なんです。土用の丑の日は少しだけ我慢して秋に脂の乗ったおいしい鰻を食べましょう!夏のうなぎを食べないようにしましょう。」と記述していたのですが、コメントでご意見いただき調べさせていただいたところ、記述に間違いと誤解がありました。その誤述に関しましては閲覧してくださった方に誤った情報を与えてしまわないように削除いたしました。ウナギの資源については今後さらに知見を深めてからまた記事にしたいと思います。

プロフィール

かーりぃ|水産チャレンジ応援ディレクター(F-COD

 愛媛県松山市出身(25)。1歳の頃から海への憧れを持ち、水産大学校生物生産学科に進学。4年間の海響館でのアルバイトとダイビング部での活動を経て、水産の道に進むことを決意。愛媛県の水産試験場で宇和海の資源評価・管理に係る業務を行い、『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2024』を受賞。
 現在は、札幌を拠点に個人事業主として海難救助に関わる仕事をしながら、福井県立大学海洋生物資源学専攻で、いわし類の利用流通に関する研究を行っている。「令和の海って疲弊してたな」って言うために、SNSを駆使して水産業及び関連産業の振興と漁村の地域創生に貢献していきます。

SNSリンク集:https://instabio.cc/mermaid-carly

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