こんばんわ〜かーりぃです!

1ヶ月前の漁業レポート。やっとブログにまとめる時間ができたので書きます!!

新湊港(しんみなとこう)を訪れたのは4月28日。

今回は、富山県水産課に問い合わせたところ、漁業体験はNG

とのことだったので選別のお手伝いと、競りの見学をさせていただきました。

今年はホタルイカ大漁だそうで、例年なら4月末ごろで漁期が終わるところが、

今年は下手したら6月までホタルイカ獲れる勢いと聞いていたのでワクワク!!

※有限会社昭榮漁業の漁師さん提供

運搬船が港に帰ってきたのは4:30頃。出港は1:00だったのでおよそ3時間半の操業でした。

港に入港したら、四角いタンクに入ったホタルイカを選別していきます。

商品にするのは鮮度の良いメス。

皆さんはこのホタルイカどっちがメスかわかりますか??

正解は、

右です!!

こうやって並べると傘の大きさで判別がつきやすいのですが、

次から次へとホタルイカが流れてくると、際どい形の個体も流れてきて

なかなか難しかったです💦

30分ほどの選別が終わって、5:00頃になると競りが始まります。

隣で水揚げしていた定置網の漁獲物を見ると、漁獲の主体はマイワシでした。

同じ富山湾内でも定置網ごとに漁獲物の組成が違うのでまたゆっくり

見学に来たいと思いました🙌

お裾分けのホタルイカはバター醤油パスタにしました!!

ホタルイカは素手で目玉と烏鳶と軟骨だけ1つずつとって下処理をしていきます。

最初は慣れない作業で胴部がバラバラになってしまったりもしましたが、

20個目くらいになると要領も掴めるようになってきました。

たっぷりのホタルイカを贅沢に使ったホタルイカパスタは、

濃厚な卵が口の中に広がってとても美味しかったです!

ホタルイカは1年で死んでしまうため、

来年獲れるホタルイカは今年3〜4に産卵したホタルイカの子供達です。

今年は豊漁でしたが、昨年4月末までの富山県の漁獲量は、

過去10年平均の3割に到達せず、最低レベルであったとの報道がありました。

産卵期は毎年水温の上がり具合等によって前後しますし、

環境の影響も大きく受ける魚種でもありますが、だからこそ極力資源に感謝して

有効的に利用したいですね。

プロフィール

かーりぃ|水産チャレンジ応援ディレクター(F-COD

 愛媛県松山市出身(25)。1歳の頃から海への憧れを持ち、水産大学校生物生産学科に進学。4年間の海響館でのアルバイトとダイビング部での活動を経て、水産の道に進むことを決意。愛媛県の水産試験場で宇和海の資源評価・管理に係る業務を行い、『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2024』を受賞。
 現在は、札幌を拠点に個人事業主として海難救助に関わる仕事をしながら、福井県立大学海洋生物資源学専攻で、いわし類の利用流通に関する研究を行っている。「令和の海って疲弊してたな」って言うために、SNSを駆使して水産業及び関連産業の振興と漁村の地域創生に貢献していきます。

SNSリンク集:https://instabio.cc/mermaid-carly

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